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【FF14】黄金のレガシーのキャンセル返金申請について所感

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こんにちは、にゃっちです。

以前、FF14「黄金のレガシー」のキャンセル申請方法について記事を書いたのですが、その後いろいろと思うところがありました。

今回は黄金のレガシーのキャンセル返金申請について、思ったことを書きます。

目次

なんで記事消したの?

私は4月に【FF14】『黄金のレガシー』予約キャンセル不可でもキャンセルするには、という記事を公開しましたが、現在は削除済みです。

なぜ削除したかというと、理由は2つあります。

  • 私の意図していない主張をする材料に使われていることが判明したため
  • 予約キャンセルするタイムリミットを過ぎたと思われたため

サイト運営者側からは、サイトのどのページがどこにリンクされたか等がわかるようになっています。

上記の記事は5月中旬あたりから急激にリンクが増えました。

リンク先を見てみると主に匿名掲示板やまとめサイトでした。

使われ方が気になったので投稿内容を見てみたのですが、法律の解釈が私とは違っていましたし、「これは営業妨害と言われるかも」と感じる内容でした。

私は上記の記事を「本当に困っている人向け」として書きました。

(実際、私はこのような記事を書きましたけどスクエニには頑張ってほしいと思ってますし、自分では黄金のレガシーを予約購入しています)

記事で紹介した「消費者契約法の取消権」は消費者側が持っている最後の手段なので、あまり乱用するものではありません。

困っている方がご自分で行動する助けにしていただければいいな、と思って記事を書きましたが、「取消権でキャンセルできるから皆もキャンセルしよう」と周囲にふれ回ると営業妨害になってしまいます。

スクエニに対して営業妨害や誹謗中傷の意図はありませんでしたので、そのような使われ方をするのは心外でした。

記事を削除したのはスクエニからの圧力があったわけではなく、思わぬ使われ方をされたためで、自分で削除しました。

これは私の見通しが甘かったところでもあり反省しています。

「なぜ削除後すぐに投稿しなかったのか」は匿名掲示板やまとめサイトにリンクを貼っている人の意図がわからなかったためです。

匿名掲示板やまとめサイトはネットの風評業者がやっている場合もあるので個人的にはあまり関わりたくない界隈でして、そういう業者の叩き棒として自分の記事が使われているのであれば、しかるべき所に行かなくてはいけません。

理由②の「予約キャンセルするタイムリミットを過ぎたと思われたため」については次項に書きます。

今からキャンセルはできる?

最初に私なりの結論を書きますが、「今からキャンセル申請して受け入れられる可能性は低い」と思います。

  • Amazon:すでにキャンセル不可になっています
  • PSストア(PS4/PS5版):事前ダウンロード開始したのでキャンセル不可です
  • スクエニe-store:メールで個別対応ですが、これから初めて問い合わせる場合は難しいと思われます

ソフトウェア使用許諾契約でのデータの権利

『黄金のレガシー』の事前ダウンロードを終えると、ソフトウェア使用許諾契約への同意画面になります。

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引用:ファイナルファンタジーXIV サポートセンター (square-enix.com)

ソフトウェア使用許諾契約の全文が見たい方はこちら

ここで注意喚起されている第2条3項のデータの権利について見てみます。

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引用:ファイナルファンタジーXIV サポートセンター (square-enix.com)

要約すると「あなたのアカウントやキャラクターはあなたの財産じゃないし、金銭的価値もないことに同意してね」というものです。

続きはゲーム内のキャラクターなどを使って商売をしたり、アカウント売買することを禁止するための内容で、こちらは他のゲームでもよくある規定ですね。

なぜ「あなたのアカウントやキャラクターはあなたの財産じゃないし、金銭的価値もないことに同意してね」なんて規定されているのか?

それは過去にあったFF11の集団訴訟が関係していると思われます。

▼参考記事
4Gamer「ファイナルファンタジーXI」,北米で起こっている4億8000万円にもおよぶ集団訴訟とは
『FFXI』を巡るスクウェア・エニックス500万ドル集団訴訟の詳細 | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト (gamespark.jp)

北米プレイヤーたちが、FF11のキャラクターが休止期間中に勝手に削除されたことに対して起こした集団訴訟です。

結果はネット上のソースが見当たらなかったのですが、たしかスクエニが負けたはず。

昔判例を読んだ記憶ですが、たしかプレイヤーのキャラクターに対する権利を認めて、勝手に削除してはいけないという判決だったと思います。

(うろ覚えなので気になる方は調べてみてください)

で、FF14側の話に戻りますが、FF11で「プレイヤーのキャラクターはプレイヤーのものだから保証しろ」という判決が出て勝手に消すことができなくなったため、FF14ではそういう訴訟を防ぐために、事前に規約で同意を取ることにしたのだと思います。

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引用:ファイナルファンタジーXIV サポートセンター (square-enix.com)

このソフトウェア使用許諾契約は少なくとも2020年3月31日からのものなので、暁月を遊んだ人は全員同意していることになります。

そして黄金を始める前にも再同意することになるので、黄金を遊んだ場合はアップデートを理由としたキャンセルは不可になりますね。

ちなみにこのような規定を設けること自体は法律違反ではありません。

今からどうしてもキャンセルしたいのであれば、下記①~③すべて満たしたうえで、弁護士など法律の専門家に相談しましょう。

黄金のレガシーを買ったけど使っていないことを主張
  • 黄金のレガシーのレジストレーションコードを入力しない
  • 黄金のレガシーをダウンロードしない
  • 黄金のレガシー開始時のソフトウェア使用許諾契約に同意しない

※アーリーアクセス以後は商品の提供後になってしまうので、消費者相談ではなく弁護士など専門家の方がいいです。

※予約してから時間が経っている場合は「なぜもっと早くキャンセル申請しなかったのか」を聞かれます。ここまでキャンセルしなかった方は、その理由があるはずですから、それを伝えましょう。

※キャンセル申請に使う文面などは、ネット上に転がっている雛型ではなくご自分の言葉で主張したほうが伝わる可能性が高いです。

余談ですが、法律というものはそれぞれに作られた意図があり、それに反する使い方をするとただの暴力になってしまいます。

ネット上には付け焼き刃の法律知識を振りかざす人がいますが、そういった情報に踊らされずに、何かあったら専門家に相談してください。

もし法律に興味を持ちましたら、独学よりもきちんと法学部で学ぶことをおすすめいたします。

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