先日、PS5版「ファイナルファンタジー16」をやっとクリアしましたので、感想を書きたいと思います。
私はスクエニなどの企業からお金はもらってませんので、いちプレイヤー目線で感想を書いていきます。
あくまでも個人の感想なので参考程度にご覧ください。
※ネタバレになる箇所は袋とじにしてあります。
クリア時の状況
私はアクションゲームが苦手なので、以下の設定にし攻略、クリアしました。
- ストーリーフォーカスモード
- サポートアクセサリー(オートアタック、オートスロー)あり
- 画面の明るさ10(MAX)
トロフィーの獲得状況は46/50、80%まで遊びました。
サブクエストはすべてクリアし、リスキーモブもすべて倒しました。
クリアまでにかかった時間は62時間でした。
2周目のFFチャレンジもやりましたが、私にはしんどかったので途中でやめました。
総合的な感想
私は普通に遊べるけどつまらないゲームだと思いました。
賛否両論あり、人を選ぶ内容だと思いますが、吉田Pは発売前イベントで「すべての人を満足させるゲームはない」と言っているので、仕方ないのかなと思います。
次の項目からは各要素について感じたことを書きます。
メインストーリーについて
まずは一番の目玉である「メインストーリー」についてです。
正直に言って、体験版を遊んで期待したものとは違いました。
ネタバレあり感想(クリックすると開きます)
序盤のガルーダを倒すあたりまでは良かったです。
私の場合、その後のフードの男を探して故郷まで戻るところで少し飽きてきました。
その後の展開も予想を上回るものではなかったし、ワクワク感もあまりなかったので残念でした。
終盤に至ってはバトルの長さもあり「いつ終わるの…?」と疲れてしまって、ストーリーを進めるのがつらかったです。
発売前のイベントや体験版で期待が膨らみすぎたというのもあるかもしれません。
ムービーは大迫力で満足するものでしたが、演出がどこかで見たようなものばかりなのが気になりました。
ムービーが長く切れ目が見えないので、個人的には「やめどきがない」よりも「やめさせてもらえない」と感じることが多かったです。
仕事から帰ってきて寝る前にちょっとやろうかなと思った時に長いのは困りました。
実際に睡眠時間を削ることになり、これを書いてる今でも寝不足です…。
クエストについて
クエストはすべて遊びましたが、メインストーリーが後半になるにつれてサブクエストの数が増えるため、クエストを全部やろうとするとメインの流れから外れて没入感が薄れます。
最後の方はクエストをやるだけで1日のプレイ時間が終わることが多く、メインストーリーを忘れがちでした。
また、クエストの内容についても気になる点がありました。
ネタバレあり感想(クリックすると開きます)
クエストの内容が「人が死ぬ」ものが多く、気が滅入りました。
特に後半の「赫灼の誓い 後篇」はそれなりに関わりのあったキャラが死んでしまうので、「やらないほうがよかったのでは?」と思いました。
しかしこれをクリアしないとトロフィーが取れないというジレンマ…。
「医者と患者と」では患者本人の同意がない(同意があったという明確なシーン、台詞がない)のに安楽死させていて、特に個人の意思が尊重される海外で荒れるかも?と心配してしまいました。
ちなみに安楽死が認められている国でも、本人の同意なしで安楽死させてはいけないことになっています。
また日本では安楽死が認められていないので殺人になります。
※にゃっちは大学の卒論テーマが安楽死と尊厳死だったので、ちょっとうるさいです。
安楽死や尊厳死について気になる方はググってみてください。
クエストを書いた人は作品のテーマ的に「尊厳死」を書こうとしたのだと思いますが、このクエストで行われているのが安楽死だとわかるはずです。
中にはほっこりするもの、隠れ家の仲間との絆が深まるものもありましたが、全体的に物足りない内容でした。
バトルについて
アクションゲームが苦手な私でもクリアできたので難易度としては予告通りでした。
操作は難しいのではなく面倒な印象で、サポートアクセサリーがなかったら途中で投げてたと思います。
敵の倒し方も単調で、敵ごとに攻略法が変わらないのが気になりました。
FF16&FF14のネタバレあり感想(クリックすると開きます)
召喚獣戦が長くて疲れます。
特にタイタン戦。
因縁の相手ということもあり、演出が気合入ってるのはわかりますが、私にはとても長くて途中で指が疲れてしまってQTEをミスる事態になりました…。
唐突なラーニングも分かりづらいです。
ラーニング直後に1回だけ使えば良いのですが、私はこれを使わないとクリアできないのでは?と勘違いして何回も使おうとしてしまいました。
バハムート戦も長かったですが、フェニックスのシューティングがパンツァードラグーンやドラッグオンドラグーンの空中戦みたいで楽しかったです(個人的には好き)。
これも「どこかで見たことあって新しい感覚がない」と言われればそれまでですけど。
ラストバトルはそれまでの召喚獣戦よりもあっさりした印象を受けました。
トドメの一撃もFF14を暁月までクリアした身としては大爆笑でQTEどころではありませんでした。
この締め方はスクエニ第三開発内で流行ってるんでしょうか?
今度モンクでオーボンヌ行ったらアルテマに「イッツオーヴァー!」って言ってやりたいと思います(違うアルテマだけど)。
オーボンヌなら途中にシドもいるし(これも違うシドだけど)、FF16ごっこするのにちょうど良さそう。
※もちろんネタですよ。トドメについては褒めてません。
個人的に楽しめたのはリスキーモブです。
攻略情報を見ないでマップ探索したので、「モブ発見!」からのバトルは冒険してる感じがして良かったです。
それだけに後半のモブが色違いばかりなのが残念でした。
マップについて
体験版範囲のノルヴァーン砦が作中一番暗いとの情報で、私は大丈夫だったので安心していたんですが甘かったです。
それより暗いところがたくさんありました。
私は視力検査で「夜目がきくタイプ」と言われたのですが、それでもメイン後半のステージは暗いと感じる場面が多かったです。
真っ暗なところも疲れるけど、薄暗い中に明かりがあるマップも明暗差で目が疲れました。
操作感について
体験版でも感じたのですけど、ちょっとしたボタン操作も遊んでいてストレスになりました。
- 重い扉を開けるときの×→R2長押しの操作
- クライヴの任意ダッシュができない
- チョコボの乗り降りが不便
- チョコボのダッシュボタン(R2)が重い
- 物を調べるときの長押し
- ワールドマップ移動するときの長押し
- やっぱりミニマップ欲しい
- フォトモードの使いづらさ
などなど、まだありますがとりあえずこのくらいにしておきます。
フォトモードは起動のしかたが分かりづらいのと、明るさなどの調整ができないのでFF14のグループポーズみたいなものを想像してると期待外れになります。
何枚かスクショを取ってみたのですが、ロケーションがネタバレになるので袋とじにします。
フォトモードについて ネタバレあり(クリックすると開きます)
天候がメインストーリーの進行度に応じて固定なのですが、終盤は下の写真のようなピンクとグレーが混ざった空になってしまいます。
例えば快晴のスクショが撮りたいと思ったらその時点のセーブデータを取っとかないといけません。
気になったところが多くて全部は書けない
いろいろ書いてきましたけど、感じたことが多すぎてこれでも全部は書けていません。
実のところ、クリア後に他の方の感想を読もうと思ってちょっと調べたんです。
そしたら炎上していたり言い争いになっていることが多くて、感想を書こうかどうしようか迷ったんですよ。
それで1日くらい考えて、やっぱり書こうと思えたので書きました。
重ねて言っておきたいのは「これは私が感じたことなので、他の感想を持つ人を否定するものでない」ということです。
いろいろ思うところや言いたいこともまだありますが、もし開発がユーザーアンケートを取ってくれるならそちらに忌憚なき意見を書こうと思います。
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